Nコン都予選で金、13年ぶり本選進出/東京中高合唱部

《朝鮮新報》2021.10.13

東京中高の高級部合唱部が「第88回NHK全国学校音楽コンクール」(Nコン、主催=NHK、全日本音楽教育研究会)東京都地区予選で金賞を獲得し9月26日、本選に進出した。同校が本選に進出するのは13年ぶりとなる。

東京中高合唱部

Nコンは日本各地に所在する学校の児童・生徒らを対象に毎年行われ「全日本合唱コンクール」と並んで「2大コンクール」と呼ばれるほどの規模を持つ合唱コンクールのひとつ。

都道府県別に行われる(北海道は除く)「地区コンクール」、地方別の「ブロックコンクール」、そして「全国コンクール」の順に行われ、各コンクールで金賞を得た学校に次のコンクールへの出場権が与えられる。

東京都では、「地区コンクール」が予選と本選に分けられており、予選で金賞を得た学校が本選に出場することができる。今年は新型コロナの影響を受け、予選、本選の審査は録音ファイルを提出する形式で行われた。

9月12日に行われた都予選で、金、銀、銅賞は24校中11校に授与された。そのうち同校は金賞を獲得。13年ぶりの快挙となった。

主将の梁仙亜さん(高3)は「コロナ禍で練習にも制限があるなか、金賞を獲得できて本当にうれしい。たくさんの同胞たちが喜んでくれた」と話した。

同26日に行われた本選では「優良賞」(参加賞)で、「ブロックコンクール」出場には至らなかった。しかし部員たちは「日ごろの気持ちを伝えられた」と胸を張る。

「今回の結果は、合唱部の卒業生や、親、先生、友だちの支えがあって成し遂げられたと思う。金賞という成果をもって感謝の気持ちを伝えられたことが嬉しい」(文愛瑛さん・高3)。

梁さんは「伝統ながい合唱部の名をこれからも輝かせられるよう、練習に励みたい」と意気込んだ。

(金紗栄)

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