朝鮮学校を歌で応援／大阪ウリミレコンサート2025

朝鮮学校を歌で応援／大阪ウリミレコンサート2025

《朝鮮新報》2025年10月08日

大阪ウリミレコンサート2025「歌で応援！ ウリハッキョチャリティーコンサート」が9月19日、東大阪市文化創造館で行われた。今回の公演を総聯大阪府本部の夫永旭委員長、文芸同中央の尹忠新委員長をはじめとする同胞、日本市民ら234人が観覧した。

2021年に大阪府内の同胞歌手たちの発表の場として始まり、朝鮮の名曲に込められた魅力を内外に広く知らせる場となってきたウリミレコンサート。第2回からは、歌を通じて朝鮮学校を応援したいという思いから、チャリティー公演のかたちを取るようになった。チャリティー金は大阪朝鮮学園に寄付される。

今回で5回目となる公演では、女声独唱と男声四重唱「花咲く幸福の楽園」、大阪中高高級部声楽部による「映画「花を売る乙女」メドレー」などの朝鮮の名曲と、男声独唱「Parlami d’amore Mariù」など17演目が披露された。

最後には「祖国の愛はあたたかい」が披露された。

公演を観覧した30代日本人男性は「すべての演目がよかった。とくに、聞く機会の少ない朝鮮の歌を通して在日1世の方々の思いが伝わってくるようだった」と語った。

丁行淑さん（50、北大阪初級オモニ会・会長）は「出演者たちが心で歌っているようでよかった。民族教育を応援しようという趣旨で企画されことはもちろん、朝高生たちにも歌を披露する舞台を用意してくれて、素晴らしい公演だった」と感想を述べた。

（高晟州）