在日本朝鮮文学芸術家同盟

朝鮮大学校教育学部音楽科創設60周年記念同窓会が20日、東京・上野の東天紅で行われた。

朝大教育学部音楽科創設60周年記念同窓会

《朝鮮新報》2025年07月24日

朝鮮大学校教育学部音楽科創設60周年記念同窓会が20日、東京・上野の東天紅で行われた。韓東成学長、音楽科同窓会の河明樹会長(31期)、同科金殷真主任(30期)をはじめとする教員、卒業生と在校生ら124人が参加した。

音楽科は1963年4月に朝大6カ月制芸術学園として始まり、64年に1年制に改編。翌年には2年制芸術科が創設され、74年に音楽科に改名された。卒業生は約800人に上り、金剛山歌劇団や地方歌舞団、朝鮮学校の教員など多方面で活躍している。

第1部では、まず河明樹会長があいさつをした。1月に行われた第27回音楽科在学生、卒業生合同音楽会で新たに会長に就任した河さんは、「卒業生たちの経験と人脈を活かして、在学生と手を取り合い、同胞社会で民族芸術の優越性を発揮していこう」と述べた。

韓東成学長はあいさつで、「音楽科卒業生たちは、音楽を通じて、異国の地で同胞たちの民族性を固守するのに重要な役割を果たしてきた」と述べたうえで、「朝大創立70周年に向けて、学生寮建設のための募金活動に拍車をかけ、朝大と音楽科のさらなる発展と子どもたちの未来のために引き続き力を注いでいこう」と呼びかけた。

朝大同窓会の李英一会長が寄せた祝電を殷鐘仁事務局長が代読した。

同科同窓会の金成在副会長(31期)が自身の息子でもある金鎮帥さん(2年)に記念品を贈呈。親子での登壇に会場は盛り上がった。

続いて、金殷真主任があいさつをした。昨年から同科主任となった金さんは、「先代たちが歩んできた60年に対する感謝と、これからの自分たちが歩んでいく未来に対する希望で満ち溢れている」と述べた。

音楽科同窓会賞が卒業生5人に贈られた。

最後に在学生による公演が行われた。1年生による女声重唱、2年生による器楽重奏の後、在校生全員による合唱が披露された。

第2部の記念公演と祝賀宴は、皇甫寬宇前同窓会会長(15期)の乾杯の音頭で幕を開け、参加者たちは恩師や同期との久々の再会を喜び、思い出話に花を咲かせた。

記念公演では女声独唱、ピアノ独奏、民謡メドレーなどが披露された。公演の合間に歴代主任、歴代同窓会会長、卒業生紹介が行われた。

韓椿花さん(41期)は、2年間担任を務めた恩師が作曲した「あなたたちのかばんの中に」を盧華順さん(41期)とデュエットで披露した。1月に行われた第27回音楽科在学生、卒業生合同音楽会に出演した盧さんを客席で観覧した韓さん。「また同期と歌いたい」と思い、今回の記念公演出演に至ったという。「学生以来18年ぶりに一緒に歌えてとても感慨深いし、学生時代の楽しい思い出が頭に浮かんだ」と笑みを浮かべ、「文芸同神奈川支部での活動にも積極的に取り組んでいきたい」と意気込んだ。

3年前に同科を卒業した張祐奈さん(57期)は、「歌劇団や歌舞団、ウリハッキョの教員など多方面で活躍する同期や先輩、後輩と久々に再会できてとても嬉しいし、いい刺激をもらえた」と話した。朝大卒業後、昭和音楽大学に進学し、引き続き音楽芸術について学ぶかのじょは、「同胞社会の最前線で活躍する卒業生や同期を見て、自分も負けていられない。引き続き大学で一所懸命学んでいきたい」と決意を新たにした。

(尹佳蓮)

お知らせ

朝鮮大学校教育学部音楽科の卒業生たちによる連合同窓会のページです。
現役の音楽科の学生や卒業生たちの活躍を掲載していきます。

朝鮮大学校音楽科連合同窓会  Facebook

目次