朝鮮の姿に“来てよかった”/伊藤孝司写真展「平壌の人びと」名古屋展

朝鮮の姿に“来てよかった”/伊藤孝司写真展「平壌の人びと」名古屋展

《朝鮮新報》2021.12.07

フォトジャーナリスト・伊藤孝司さんの写真展「平壌の人びと」が11月26日から12月2日にかけて、名古屋国際センター4階第3展示室で行われた。7日間で約750人が来場した。

伊藤孝司写真展「平壌の人びと」名古屋展が11月26日から12月2日にかけて行われた。

写真展では、伊藤さんが1992年から43回の訪朝取材で撮りためた100点が並び、朝鮮の日常、人々の姿をいきいきと伝える貴重な写真が展示された。

会期中、愛知中高、名古屋初級、東春初級の児童・生徒が訪れたほか、一般の人々を対象に伊藤さんのギャラリートークが行われた。また、愛知中高の高級部3年生を対象に、特別講演があった。

写真展を訪れた生徒たちは、「朝鮮には一度も行ったことがなく、これまでで一番身近に、朝鮮を感じられた機会になった。実際に訪朝した方の話はとても真実味があり、貴重な時間だった」、「一番印象的な写真は、地下鉄の新車両内での乗客と親子の微笑ましい笑顔の写真だ。伊藤先生のお話で、朝鮮の精神的な豊かさを表しているという言葉がとても印象に残った」などと語った。

愛知中高の高級部3年生を対象に、特別講演があった。

その他にも、「さまざまな視点から朝鮮の姿に触れることができた。多様なものに寛容でなくなりつつある雰囲気を感じる今日この頃だが、このような機会を通じて多様性に親しみを感じられる世になってほしい」(40代・名古屋市在住)、「本当にどんなところなのか、どんなイメージをもっていればいいのかもわからなかったので、とても興味深く写真展を観た。朝鮮の人々の生き方、文化、姿が見られてとても感動し、ドキュメンタリーは涙がこぼれそうだった。来て良かったです」(20代・名古屋市在住)など、多くの日本市民らが感想を残した。

実行委員会では、正しい朝鮮の姿を伝えるため、7日間、周辺で寝泊まりをしながら写真展の運営を支えた。

【名古屋展実行委員会】

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