在日本朝鮮文学芸術家同盟

金蓮姫コンサートvol.5「ピアノと共に仲間と共に」を観て

金蓮姫コンサートvol.5「ピアノと共に仲間と共に」を観て

2023.06.25

紫陽花が綺麗に咲く初夏の心地良い日に、キム・リョニ先生のピアノコンサートを観覧しに、ムジカーザへ伺いました。

ムジカーザは以前、好きなアーティストのライブで一度来たことがあったんですが、変わらず素敵なコンサート会場でした。

リョニ先生の演奏を聴いて…まずはすべてのプログラムを完璧に暗譜されていて(ピアノは音符が多いので大変なんですが)本当に沢山の時間をピアノの練習に費やされたんだなということを感じました。

パキッとしたイメージがあるシューベルトのソナタ、朝鮮のピアニスト故リ・イニョン先生が作曲された練習曲集から第7番・9番(今回の演奏会に際し7番は盧相鉉先生が「憧れ」、9番はリョニ先生自らが「飛躍」と副題が付けられておりました)、最後に演奏されたリムジン河…など

ピアニッシモからフォルテまで軽やかで柔らかく優しい音に終始癒やされ、キラキラ光る宝石のような多彩なピアノの音色から、リョニ先生の深い音楽愛を感じられたひとときでした。

また、ゲストで登場されたリ・ヘスン先生とお嬢様であるリョニさんの親子共演や、アン・ギョンイルさんの独唱ホルロアリラン、伴奏/編曲されていたピアニストのキム・シン先生の豪華な共演も見どころ満点でした。

キム・シン先生、リョニさんの華やかな連弾伴奏に乗せて、アン・ギョンイルさん、リ・ヘスン先生がデュエットされたサランガ(歌劇「春香伝」より「愛の歌」)も本当に素敵で、お二人の優しい歌声に、会場から和やかな歓声が湧きました。

またこのような機会があれば是非、観に伺いたいです。

宋 錦衣(元金剛山歌劇団、ピアニスト)  

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